中古車オートオークションについて

中古車オークションとは車の競り市場です。 そこを舞台に私ども業者が車両を出品、落札したりと日夜バトルが繰り広げられているわけです。国内で流通している殆どの中古車が全国どこかのオークシ ョンを経て個人ユーザーのもとへ流れ着いています。各中古車販売店の7〜8割の車両がオークション仕入れ車両だそうです。

全国のオークション会場は概ね週に1回開催され、大きい会場だと1回の開催で1万台以上が出品され、6割前後が落札されている様です。この1万台以上もの車両を いくつかのコーナーやブロック(ユーザー買取コーナー、ディーラー出品コーナー、修復歴有コーナー、走行距離不明コーナーなどなど)に分け、1日を通して競りにかけます。1台あたりの競り時間は平均10〜20秒ぐらいです。 つまり、ちょっとトイレに行っている間に何百万円ものお金が動いているわけです。競り方式は出品業者が決めたスタート価格からの機械式競上げ方式です。一部指値方式などの会場もあります。



オークションは、車両を出品する業者がいないと成立しません。よって各オークション会場は少しでも多く車両を出品してもらえるよう会員(私ども業者)に営業をかけてきます。 とくに毎回何十台と出品してくれる大手買取業者様などはもう神様です!オークション会場の利益は車両を出品するときに必要な出品料、成約した時の成約料や車両を落札した時の落札料です。 つまり1台成約されると3つの手数料(合計約3〜5万円前後)が利益となるシステムです。それが毎週6千台・・・恐ろしいですよね。ちなみに落札されずに流れた場合でも出品料は必要になります・・・

”オークションは出品から始まる”と申しましたが、出品業者は出品票と言われる車の診断カルテのような用紙に 車両の基本データ(年式、車種、グレード、車検の有無、走行距離、セールスポイント etc)と競りのスタート価格、調整価格(≒最低落札価格)、希望価格など を記入します。ヤフーオークションを利用した事のある方ならピンとくると思います。どの業者も少しでも高く売りたいし、少しでも安く買いたいものです。 かと言って、欲を出しすぎると流札(落札せずに流れてしまう事)となり、無駄な経費がかさんでいくといった具合です。

記入した出品票を車両に積み込み、オークション会場に持ち込みます。次に会場専属の車両検査員が 車両の状態チェック(査定)を行います。内容は主に内外装の程度(傷、凹み、汚れetc)、修復歴の有無、容易に判断できる機関異常等です。内外装の程度は「どこにどの程度の傷、凹み、 汚れがあるか」のチェックで、 車両展開図に記号を使って記していきます。次に”修復歴の有無”です。昨今、板金塗装の技術は素晴らしいものがあり、見た目には判断がつきにくのが現状です。 そこで検査員は”特別な目”を武器に、パネル隙間の違和感、板金塗装跡、ネジ止箇所の触り跡、溶接パネル跡の違和感、フレーム修正機跡など・・車体の外板パネルに残された痕跡から、どこまで内側に その衝撃が及んでいるかを推測し、内側の骨格パネルやフレームにその衝撃による痕跡がないかを探します。それを見つけることができれば、その車両は修復歴車となるわけです。

修復歴車の定義

もちろん”特別な目”に個人差はありますが、それで彼らは給料を貰っているのですから信用度は高いと思います。会場によっては、誤った査定をした検査員はペナルティーを受ける場合もあるようです。

出品票サンプル

また、オークション事務局では車両の車台番号を”走行メーター管理システム”というデーターベースにかけます。これはその車両の過去のオークション出品履歴の有無、 またその時の走行距離を全国のオークションデータベースから照会するもので、過去出品時の走行距離と現在の走行距離との整合性が取れなければ”走行不明車”と区別されるという仕組みです。このシステムによって走行不明車を 買わされる確率は大幅に減ったと言えます。

走行メーター管理システム

参加可能なオークション会場




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